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書評

世界一のアニメーション企業の

今まで語られなかったお金の話

ここでの学び

ここでは企業人にとっての学びがメインとなる。

まずは交渉をするにあたってのの準備に関して、天才二人でも迷う決断をする際、主張する事を考えるのではなく、お互いが主張しそうな事を考えるのだ。常に相手を見据えて話をする。

そしてこれを一方的でなく交互にお互いがそれぞれ側をよりブラッシュアップしながら練習、想像していく。

この方法は商談などを行う上で有益な方法になると思いますし、交渉力を高める方法としては非常に優秀な方法だと感じます。

またお互いの強み、カードを明確にしておくことも敵を知り、敵からの自分たちを知ると言うことで非常に優秀な方法だと思います。

自分も正直口喧嘩やディスカッションで負けたことはなく常に頭の中でこういったら相手はなんといってくるかを何通りも考えられる限りだし、その後自分の回答を考えと将棋のように何通りの道筋を考えています。

この方法は、例えば後輩に対し指導する人でもこういったら相手はどう理解するか、どう感じるかと想像し言葉を選ぶのでいい負けることもないですし、相手を思いやり話すことができるので非常におすすめです。

そして契約に関しては、どうしても大まかな内容が決まれば契約が終わったように感じますが全て明文化しなければいけないと言うことを知ることができました。この契約では契約の20%のことを80%の時間を使って決めたと言っています。何が起こるか分からない、そして契約の抜け目をお互いが行かないよにして行く必要があると言うことですね。

元アメリカ大統領のドナルド・トランプはいつも最悪の想定も踏まえ5つほどの代替案を作っていたそうです。何があっても大丈夫なように準備することが関係を作る上でも大切と言うことがわかります。

そして人を大切にすると言うことも学べました。簡単に書きましたがスタッフロールの件は非常にローレンスさんの仲間を大切にしている様子が伺えました。

基本的に映画の作業に携わった人が載せられますがここでは財務関係など裏方の方の名前を載せるようにディズニーお願いしました。これはディズニーの歴史を変えることで一回は拒否されましたがローレンスさんはこの人達がいなければ映画は作成できなかったといいなんとかOKを貰いました。しかしローレンスさんだけは載せれないと言う条件でした。ここでも周りのことを考え自分を犠牲にしこの条件を飲んだそうです。

最後に…

ピクサーに関することは基本的にこの章で終わりになります。

この後のローレンスさんは企業戦士から哲学者になり、中道と言う考え方と出逢います。中道はまさしくピクサーが成功して要因だと考えるよになりました。夢を追いかけロマンを人に届ける仕事でありながら中身は現実を見て、日々闘っていました。この間のバランスが絶妙になった時にピクサーは世界的企業になったそうです。

普通が難しく、普通でいることが大切なんだと感じました。

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