生産性の上げ方は2通りしかない、効果を増やすか、時間を削るかだ。
ここでは一般的な生産性の上げ方と言うより、日々の習慣や考え方と見直すことで生産性がある日々を過ごせるようになるものを紹介していく。
天才達の習慣や考え方なら天才にならなくても真似できることはあるだろう。
天才になれなくても天才のようには生きれる!!
苦労をせずに結果を出す方法を考える -鳥山明
何事にも限界はある。時間は有限だし、体力にも限りがある。
いかにそこを有効に使うかが生産性を上げる鍵になるだろう。
ドラゴンボールの作者として有名な鳥山明の話だ、彼はいつも仕事を簡単に終える方法を考える習慣を持っていた。例えばドラゴンボールのストーリーとして地球戦略を図る異星人が街を破壊する流れがよくあるがこれは街並みなど細かいものを書かなくて良くするためだ、話の後半は荒野などで戦闘を行うのもこれが所以だ。
他にも有名なスーパーサイヤ人になるのも漫画では髪が白色になっている。これは髪の色を入れるのを省いている。
週刊誌はすごいスピードで対応していかなければならない、勤勉と努力が全てではなく、これをもっと簡単に済ませるにはどうすればいいのかを考える習慣が必要だ。
特に結果を求められる世界では、どれだけ楽をしていても、苦労していても評価は変わらない。
最小の努力で最大の結果を出せるように考えることは生産性上げる大きな要因となるだろう。
意思決定にはチェックリストを使う -マリッサ・メイヤー
彼女はシリコンバレーで最も成功した女性と言われている天才だ。
皆が普段使っているGoogleのプロダクトはほとんど彼女の手によって洗練されたものだ。
彼女の意思決定には感情はなく、独自の決め方を持っていた。候補の要因を細かく分解し、それぞれに点数をつけ、その合計で一番点数が高い手段を選ぶと言うものだ。
このように細かく要因を分解し点数をつけると言うのは難しく他の能力も関係してくるだろうが、意思決定のためのチェックリストを独自に作り、それぞれの長所と短所を冷静に洗い出すプロセス自体は真似できる。
また自分の選択のチェックリストに優先順位をつけ、それぞれの点数を変えていければ、自分の優先すべきことにもフィットして選択ができるだろう。
ダメなものはダメだという -リーナス・トーバルズ
ビルゲイツのライバルと言われる天才である彼は気に入らない仕事をするものには容赦ない罵声を浴びせる習慣を持っていた。
これだけみるとひどい人だと思われるかもしれないが、生産性と言う面から見れば、できていないものに対し、なぁなぁな言葉で返すより、厳しく指摘した方が良い、そして仕事の結果を素直に評価する習慣を持っているべきだと考える。
ダメなものはダメだといい、良いものは褒める。ここを徹底することでチームとしての生産性は上がってくるだろう。
京セラの創業者稲盛和夫も「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」と言葉を残している。
優しくするのが小善だと思っていたら、実は大悪だった可能性もあるしそのしわ寄せが自分に来ているかもしれない。
その無駄な優しさを省くことで生産性が上がってくるかもしれない。
自分は業務の雛形の作成なども行っているが意思決定のフローを自分自身で決めているし、雛形の作成の理由も無駄な考えを省くために行っている。
今一度業務内容を見直し、多いことやよく使っているものなどを雛形にしてみるのもいいだろう、また雛形にすべきかどうかの判断基準を持っているのもいいと思う。
これで考える時間や、文章を打つ時間を省き、生産性を上げることが可能となる。
記録しておく
作業のプロセスを記録しておく -ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
ヘンデルは音楽の母と呼ばれている天才でベートーヴェンが絶賛するほどの才能の持ち主だ。
ヘンデルは自分の作品が完成するためのプロセスの全てを、完璧に記録する習慣を持っていた。
これは作曲者にとって珍しいことで、唯一とも言える。
こうすることによって構成の人が作曲者の思想から構成の技術まで学ぶことができる。
自分の生産性にしても記録を振り返ることでその時気が付かなかったことも気づけ生産性が上がることになるだろうし、自分の部下の育成にも役に立つだろう。
ほとんどの人間は後輩との関わりを持っているだろう、その後輩の生産性を上げることで業務の自分の生産性の向上につながるだろう。
相手を言い負かす技術を知っておく -アルトゥル・ショーペンハウエル
ニーチェに影響を与えた哲学者である彼は相手との論争に勝つための技術を収集する習慣を持っていた。
もちろん論理的な内容のものもあるが、それ以外にも詭弁で言い逃れる方法や、相手を困らせるためだけのテクニックなども集めている。
例えば、「相手の意見を利用する」
具体的には、相手が日本の批判をしていたときに、じゃなぜあなたは日本から出ていかないのですか?
と質問をして相手を困らせる。パッと聞くだけだと上手く切り替えしているようだが、よくよく考えると論理的な切り返しではない。
他にも、「相手の主張を拡大解釈する」
例えば、仮想通貨が問題だと言う話をされた際に、じゃあなたは新技術を全否定されるのですね、と切り返す。相手は仮想通貨のことに絞って話しているのだから、話の論点はそこではない、このように話の論点を変える方法。
上記以外にも色々と言い返す言葉を集める習慣を持っていた。
この習慣や知識をメモしておくことで、言い合いなどで負けるというストレスをなくせる、また相手が言ってきた際に指摘し自分を守ることにもつながる。
本はノートのように使い倒す -アイザック・ニュートン
誰もが知る物理学者のニュートン、超がつくほどの天才だ。
彼は読書するときに独特の習慣を持っている。重要なページの端を折り曲げる事はよくされている人を見かけるが彼はその角が重要なとことを指すようにページを曲げていた。
この習慣により、ニュートンは本を読書するものとしてだけでなく、仕事の道具として使っていたことがわかる。
ただ読むだけでなく、自分の考えたところをマーカーやペンでマークし、いつでも読み返せる状態にするのも一つだろう。
関心を持つ
他の人の仕事に関心を持つ -フランシス・クリック
DNAの構造を解明し、ノーベル賞を受賞した天才の彼だが、同時期にDNAに関する研究を行なっていた研究者はたくさんいた。
みな自分の仮説が正しいと思い、研究に勤しんでいる中で彼はいろいろな研究を行なっている人の仕事内容を調べたりしていた。
これによって新たな方法を導き、ノーベル賞を受賞した。
自分の仕事の生産性ばかり気にするのではなく、他の人はどうやっているのか観察し、自分に取り入れることは最短で生産性を上げる方法の一つであると言える。
昨今言われているTTP(徹底的にパクる)はその一つだろう。
普通の人が好むことに合わせる -ヨハネス・ケプラー
惑星の軌道を楕円であることを発見したことで有名なケプラー、一般的に古典物理学はガリレオに始まり、ケプラーによって開拓され、ニュートンによって完成されたと言われるほどの天才。
彼は占星術をたしなでいた、その理由は占いが流行っており、お金になるからだ。
自分のしたいことをするためにその他の人のニーズに合わせたことをしていた。天才ですらお金を稼がないと生きていけない。
普通の人が何を好むかを考え、それに合わせることで自分のしたいことを成し遂げる。遠回りにみえ、必然なことだ。
周りの人に求められることをすることで貴方の生産性が上がる可能性もあると言うことだ。
与えられたものを、そのまま使わない -中村修二
青色のLEDを発明しノーベル賞を受賞した天才の中村は実験装置を改造して使うという習慣を持っていた。
改造するというのは例えばパソコンを初期設定のまま使うのではなく自分用にカスタマイズして使う人の方が所得が高い傾向にあるといいう研究結果があるほど、成功者の特徴の一つと言える。
またカスタマイズすることで自分の業務以外のことにも詳しくなる。他のものに目を向ける習慣がつくこと。
そして自分専用になったものを使うことで自ずと生産性は上がる。自分の質を上げることももちろん大切だが、普段の業務に使う道具をアップグレードすることで生産性を上げるのも一つだろう
最後に
今回天才達の習慣を通して、生産性を上げるコツを述べてきた。最初に生産性を上げるには価値を上げることと労力を下げて行くことのふた通りしかないと述べたが、その方法は多岐にわたる事がお分かりいただけただろう。ここで紹介できていないものも下記の本に載っているのでぜひ手に取っていただきたい。
様々な角度からのアプローチ、そしてそれを現代に昇華し、自分なりに取り入れることで明日からでも貴方の生産性が向上し、ライバルとの差がさらにつけば幸いです。
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